カルビッチム

韓国料理では焼肉が有名ですが、お肉の煮込み料理「カルビッチム｣も美味しいお料理です｡
もちろん牛肉のカルビ（骨付きのばら肉）だけでなく、骨付きの豚肉でも鶏肉でも作れるお料理です｡
できれば骨付きのお肉（カルビ、スペアリブ）が美味しいと思いますが、鳥のもも肉でも牛のすじ肉でも大変美味しく作れます。
一度お試し下さい｡

（１）材料
牛カルビ（骨付き）−６枚
にんにく−５〜６コ
赤唐辛子−３本くらい
玉ねぎ−２個
ニンニクの茎−１束
韓国ではゲンコツより少し小さいくらいのカルビッチムが出てくることもありますが、家の近くでは入手できないため、1ｃｍ位の厚さに切った物を使いました｡
野菜は好みで、ジャガイモや大根やこんにゃくなどを入れても美味しいですよ！



（２）カルビ
お肉は骨の間で３つに切り分けます｡







（３）
そのお肉を厚手の鍋に入れ、ヒタヒタのお水で煮ていきます｡
お肉がある程度柔らかくなったら、砂糖大さじ２杯、お酒５０ｃｃ、お醤油１００ｃｃを入れ味付けをして行きます｡
お砂糖やお醤油の量は、味を見ながらお好みでご家庭の味を出して下さい｡










（４）
玉ねぎは８つ切り、ニンニクの茎は５〜６ｃｍ位、ニンニクは丸のまま、赤唐辛子は２〜３つにちぎって入れます｡












（５）
そして、これを中火で煮込んで行きます｡













（６）ゆで卵
（３）でお肉を煮込み始めると同時にゆで卵を作っておきましょう｡
ゆでる時間は９〜１０分以内で、柔らかい半熟タマゴを作っておきます｡
ゆで卵は、すぐに水にさらし、それ以上卵に火が通ってしまわないようにしておきます｡







（７）
骨を持ってお肉を持ち上げると骨からお肉が離れそうになったらば、出来上がりです。












（８）
火を止め、香付けの「ごま油｣をひと垂らし｡
スーッと回し入れるように入れて下さい｡















（９）
火を止めた後、そこに先ほど作っておいた半熟のゆで卵を入れます｡
カルビッチムが冷めていく間にタマゴに味がしみ込んで行き、美味しい味付けタマゴが出来上がります｡
この味付けタマゴは、冷め切ったらば取り出しておきましょう｡
カルビッチムと一緒に頂いても良いですし、このままで半熟の味付け卵としておつまみに出しても喜ばれますし、お昼時のラーメンに入れても好評です｡
この味付けタマゴは、我が家ではチャーシューを作る時にも一緒に作っておきます｡大好評を得られる小技ですね！

カルビッチムと一緒に頂く時には、温め直したカルビッチムに後から添えるように器に盛り付ければ、タイトルの写真のようなトローリとした味付け半熟タマゴ添えのカルビッチムの出来上がりです｡


（１０）裏メニューです｡
カルビッチムをお酒のおつまみとして食べた後、ご飯が欲しいと言われる事がありますが、その時にお茶漬けを頂くお丼ぐらいにご飯を盛り、カルビッチムのスープを掛けます｡












（１１）
そして、写真のようにコチュジャンを大さじ半分くらい加え、良くかき混ぜてしまいます｡（具が細かくなるまで混ぜると美味しいと思います｡）














（１２）
見た目はオジヤのようになりますが、このご飯をノリに巻き、手巻きにして頂きます｡韓国ノリでも、日本のノリでも美味しく頂けます｡
この裏メニューも、ぜひ一度お試しあれ｡