テンジャン･チゲ

鍋物などが美味しい季節になりましたが、韓国料理にも沢山のお鍋料理があります。
今回ご紹介する「テンジャン・チゲ」は、鍋料理というよりは、朝やお昼に良く食べられている本当に庶民的な韓国のお味噌汁です。
ただ、日本のお味噌汁と違い、お椀によそって出されるのではなく、お鍋のまま出されます。お鍋は焼き物であったり、石であったり、ステンレスだったり色々ですが、グツグツと焼いてあったりガスレンジに載せてあったりして「アツアツのまま頂く」のがとても美味しく体も温まります。
韓国ではアサリや棒タラを入れたりして本当に色々土地柄もあるようですが、我が家では野菜を具だけにした「ヘルシー版テンジャン・チゲ」を頂いています。
鍋物が美味しくなったこの季節、一度お試しになりませんか？

（１）材料
お豆腐半丁、玉ねぎ１個、ジャガイモ１個、ネギ１本、茄子やシイタケ（キノコ類）をお好みで、ニンニクと青唐辛子はお好みで入れて下さい。
お豆腐・玉ねぎ・ジャガイモ・ネギの他は、お好みでお好きな野菜を入れて見て下さい。










（２）調味料
テンジャン味噌と粉唐辛子（あらびき）のもの。
テンジャン味噌は、豆味噌です。入手出来なければ、ご家庭にあるお味噌（信州味噌など）に八丁味噌を少量混ぜて風味を出しても結構です。
粉唐辛子は、普通の赤唐辛子をみじん切りにして使っても構いません。













（３）下ごしらえ
野菜は5ｍｍ巾位にし、お豆腐は大きめのさいの目にします。
ニンニクは１カケを摩り下ろします。









（４）調理−１
土鍋にお湯を沸かし材料を全部入れます。












（５）調理−２
沸騰したらテンジャン味噌を入れ、野菜が柔らかくなるまで煮て行きます。

日本のお味噌は最後に入れますが、韓国のお味噌は最初に入れ煮込みます。






（６）調理−３
煮込む途中で唐辛子を加え、最後（出来上がった頃）に和風の粉末出汁の素を少量入れれば出来上がりです。











（７）出来上がり
我が家では食卓にガス台を出し、とろ火でグツグツと冷めないようにして頂きます。












（８）
韓国では、小分けした小さなお鍋で出て来た時には直接、大きなお鍋の時はテンジャン・チゲを器に取り、それにご飯を入れて頂きますが、我が家ではお茶漬け用のお茶碗にご飯をよそい、そこにテンジャン・チゲをタップリと掛けて頂いています。
体の芯から温まる野菜だけのヘルシーなメニューで、これからの季節は我が家の定番メニューです。
一度お試しになりませんか？













（９）
テンジャン・チゲに「キムチ」を入れても美味しく頂けます。
お好みですが、我が家ではキムチは古漬けに近くなった物を使っています。
こちらもお試し下さい。